薬局の人間関係がつらい時の対処方法-フリーランス薬剤師による職場に馴染む術

調剤薬局では、女性中心の職場で一度拗れた「人間関係」の修復はかなり大変になります。退職の理由として一番多いのは「人間関係」です。私たち個性を持つ人間ですから、全ての人と仲良くすることは難しいと思っております。ただ、仕事ですから、私を優先することなくチームで仕事に臨まなければなりません。ましてや、フリーランス薬剤師として、短期間お世話になるわけですから、人間関係を良好に保つのは至難の業です。

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この記事では、下記の読者に情報発信できたら幸いです。
・正社員、派遣、パート、フリーランス薬剤師などの形態に関わらず、調剤薬局の人間関係に悩んでいる方
・どうしてもうまくいかない事務さんがいて悩んでいる
・女性中心の職場で居心地が悪い気がする。
・あまり人と仲良くすることが得意ではない方。

人間関係がつらい薬局の対処方法-フリーランス薬剤師の職場に馴染む術

目次
◆薬局の人間関係ってどのような感じ?
◆人間関係の向上に使える心理学5選
◆メラビアンの法則
◆類似性の法則
◆返報性の法則
◆単純接触効果
◆自己開示
◆印象を良くする具体的な方法

◆薬局の人間関係ってどのような感じ?


薬局の人間関係はご存じでしょうか。

勤務したことがある人は想像できると思いますが、薬局の人間関係の背景を知って頂ければと思います。

調剤薬局の特徴
・薬剤師と事務員の構成。
・年齢は老若問わず、女性が多い。
・事務員はほぼ女性、薬剤師も6割女性なので、女性100%の職場も多々ある。
・人数も3名~10名と少数
・薬局の広さが非常に狭い。10坪ほど


薬局の広さは狭く、女性が多いので、男性には仕事しにくさも想像できると思います。そして薬局の従業員の入れ替わりは極端に少なく、狭い人間関係で長い付き合いがあります

フリーランス薬剤師や派遣薬剤師が従業員の輪に入って行きにくい状況があります。
また、一旦人間関係が拗れてしまうと修復不可能になってしまいます。

一番重要なのは、最初で仲良くなること(自分から歩み寄ること)です。

こういうときに仲良くなれる、こうしたら良いなど、人生の経験で仲良くなれれば困ることはないと思います。しかし自分自身の仲良くなり方は万能ではありません。

こちらの記事では、根拠(心理学)と実践例を含めて、皆様のお困りごとを改善できればと思います。

因みに、悪意のある職場は、こちらのノウハウは適応できません。

たとえば、定年後給料が下がって、もう仕事したくないから、若い薬剤師に仕事を多めに振る。エリアマネージャーなどの管理薬剤師の上司から圧力があり、平の薬剤師に強くあたってしまう。


私の個人的な経験ですが、会社に強い不満を持っている50歳以上の薬剤師や事務員は、この傾向が多いように思えます。ご注意ください。
パワーハラスメントセクシャルハラスメントの可能性がありますので、早急に上司に相談することをお勧めしたします。

◆人間関係の向上に使える心理学5選

良好な人間関係を築けるよう使える心理学5選を紹介致します。

◆メラビアンの法則


メラビアンの法則は、1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者であるアルバート・メラビアンが提唱した概念です。
「感情や気持ちを伝えるコミュニケーションをとる際、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」ということを検証したもので、その割合が示されました。
検証結果が下記になります。


【言葉遣い 7%、声の調子 38%、表情も含むボディランゲージ 55%】

表情を含むボディランゲージと声の調子で93%の印象を与えられるとのことです。


つまり、何を話すかより【どう話すか】が重要になります。

素っ気なく「ありがとう」と言われても、心がこもっていない、不愛想だという印象を受けます。それに比べて、忙しい中、レジを変わってくれて「ありがとう」早く投薬行けたから、患者さんに怒られずに済んだよ(笑)などユーモアをプラスすることで、感謝と笑いを与え、好かれる印象に変わることでしょう。

◆類似性の法則


自分と共通点を持つ人に親近感を覚える心理を「類似性の法則」といいます。
類似性の法則は、相手との共通点が多くなるほど強力に作用します。相手が使う言葉、声の調子、仕草などに合わせることも効果的です。
仲良くなるためには、共通点を探しましょう

近所のおいしいお店、共通の趣味、仕事あるあるの愚痴などなんでも良いです。会話を重ねることで、好印象へ近づくことができます。

◆返報性の法則

返報性の法則とは、人から何かをしてもらった時に「何かお返しをしたい」という気持ちになる心理のことです。
自分が困っている状況で好意で助けてくれた場合、もしその人が困っていたら、助けてあげたいと思うことでしょう。
つまり、「与える」と「返ってくる」というものです。
ただ、注意してきただきたいのは、相手の迷惑をかけてしまったときは、返報性の法則で「返ってきます」。忙しい時こそ、丁寧に感謝の意識をもって仕事したいものです。

◆単純接触効果


誰でも初対面の相手にはいくらか警戒心を抱くものの、接触が増えることで次第に警戒心が消え、相手に好感を持つようになるという人間の心理を表しています。ザイアンス法則とも呼ばれております。

長々、相手の好む話をするわけではなく、「おはよう」「ありがとう」「お疲れ様です」「すみません」などでも、好感度が上がるんですから驚きです。


社会人を経験していたら、意識しなくてもできていることが多いです。

◆自己開示


自分をオープンにしていけば、相手はあなたのことを知ることができるので、あなたに対する警戒心が緩和され、印象を上げます。自慢を開示するより、笑える失敗を開示すると良いでしょう。

自慢話は妬まれる原因なので、人間関係を複雑にします。

◆印象を良くする具体的な方法

1,挨拶ができる
社会人として挨拶ができなければ印象はよくなりません。どんな状況でも挨拶だけは忘れずに行いましょう。
「おはようございます」「お疲れ様です。お先に失礼します。」などは基本です。
元気よく挨拶することで、やる気があると思ってくれる方もいます。
また、何かしてもらったときはお礼をする。間違ったときは誠意をもって謝罪する。

報告、連絡、相談で、自分の仕事の進捗状況を従業員へ共有しましょう

2,笑顔を絶やさない
暗い印象だと周りから声をかけにくい印象が出てしまいますので、薬局の雰囲気に合わせて、明るく接すると良いです。
もちろん、「余裕がないとき」や「忙しいとき」に笑顔でいると「ふざけている」と誤認されることもあるので、時と場合を間違えないようにしましょう。

3、コミュニケーションを大切にする
仕事ができても、できなくても協調性がない人は従業員同士の雰囲気を壊して、薬局に居づらくなります。
特にフリーランス薬剤師では、周りに合わせることが重要になってきます。患者が比較的いない時間帯や休憩時間に相手の雰囲気を読み取ってから、交流してみましょう。
「短期だから仲良くなる必要はない」と思ってしまうのは非常に危険です。もちろん期間を区切って働いているので、相手にもそういうふうに思われることもあるかもしれませんが、そこはグッと抑えて、協力関係で仕事に臨みましょう。
薬剤師はとても狭い業界です。どこで仕事に繋がるかわからないので、仲良くなっていて損はありません。

4、下手なプライドは持たない、他薬局のルールは持ち込まない
仕事の内容などで今までやってきたことに相違があったとき、「私はこうやっていました」「こうした方が効率が良いと思います」などと、自分ルールを持ち込むことはやめたほうが良いでしょう。


フリーランス薬剤師は臨時要員という特性を持っております。入って来て1週間の人に持論を持ち出されても、職場の方は良い印象は受けないでしょう。それぞれの薬局には決まったやり方がありますので、従う方が悪い印象を受けないで済みます。

もし、頼まれたことはなんでもやりましょう。フリーランス薬剤師は誰に教えられることなく自ら仕事を見つけて、従業員の皆様の負担軽減に努めなければなりません。指示を待っているようでは、契約更新は頂けません。

5、聞き上手になる
自分の話ばかりでは、一方的でコミュニケーションになりません。

自分の話を交えつつ、周囲の人の話も聞いてお互いを理解していくことが良いコミュニケーションをとることができます。
「〇〇さんどうだった」「〇〇さんどう思う」と名指しでオープンクエスチョンすることで、相手の話を聞き出せます

相手に興味を持つことも話が盛り上がることもあります。

最後まで見て頂きありがとうございます。

この記事は薬剤師監修で制作されております。
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